それがこちら。

 「サシ扱い」の意味を誤解していて、取り扱いがマズいようだったら携帯で注意して欲しい。すぐ削るし。
 で、こちらも以下私信モード。

 いや、エネルギーと時間を使わせちゃって申し訳ない。
 やっぱり余計なことは言うべきじゃなかったかなと思ったり。言っちゃったから仕方ないけど(^^;)。


 えーとね。読ませてもらいました。
 異論は特にないな。ただし、


 あくまで、「ある事象系の『あるべき様態』」(☆)についてのみ語る


 という大前提の下においてのみ、の話ね。つまり、最初からあまり変わらなかった感じ。


>>これを、明文化されていないルールで悪であるということも可能ですが、
(中略)
>>むしろ、これですら、ある意味実用上の平等性を保っているのではないか。


 ここはちょっと齟齬があるかな。ちゃめの誤解というよりは、私の説明が足りなかったかと思う。

 私も、なにもギチギチに明文化せよとは思ってはいない。むしろ私のイメージはかなり緩い感じ。

 要は、よくある「・その他、弊社が不適切と判断した行為」という類のアレ。アレを、たった一行だけ事前に公表しておけば、それだけでよかった。私も群馬大の措置に異議は唱えなかったろう。


 それだけの話。逆に言うと、私が噛み付いているのは、それがなかったから。

 それだけ。


>>ということで、問題の大学になるのですが、かの大学にその度量を期待す
(中略)
>>一流のところに行く素養があるなら、どこかで通っているでしょう。


 ここいらについては、悪いけど、論議の対象とする気がない。はっきり言って興味ないし、議論する意味があるとも思えない。これも既にコメントで述べている通り。結果としてのゲイン(またはロスト)がどれだけあるかないかはこの問題に関する限り全く関係がない。結果以前のルールが破られている以上、すでに論じる意味はない。


 察するに、逆にちゃめはこのへんに、何かすごくこだわりがあるんだと思う。
 本当に偉そうな物言いで恐縮だけど、その、ちゃめなりのこだわり自体は、またそのこだわりに則って自分の頭で物事を考えることは大事だと思う。


 けどね、私は「因果律の法則」は覆せないと思うよ。先に原因があるから結果があるのであって、その逆ではない。結果を無視せよというわけじゃない。だが結果から遡って原因をでっちあげるのは基本的に正しくない、と言っているわけだ。

 もちろん例外がないとは言わないのは既述の通り。いちいち繰り返さないが(人が獣に・・・のあたり)。


>>逆にくだんの大学だけが悪いと暴き立てる動きは、


 そんなこと言った覚えはないが(^^;)。「・その他弊社が不適切と・・・」って但し書きを入れている医学部が、他にあるのかな?
 なら、どこにだって起こりうる話じゃないか。今回問題になってるのは、その「盲点」があらわになった、ってことなんじゃないの? 私はずっとそういう主旨で書いてるつもりだけどね。「群馬大に天誅を!」とか私書いたっけ? どっちかと言うと文科省(と自治省もか?)の問題なんじゃないの?


>>平等性の確立に役立つというより、悪影響のほうが強いように思われます。


 もうちょっと説明が必要じゃないかな。本当にこれ、きっちり私を論破できるほど説明できる?
 これ小論文採点用語で「流れてる」って言うんだけど、書いている当人は論述したつもりでも、論じきれてないと思うよ。もちろん、「これくらい書けば、山葵ならヤボにゴタゴタ言わんでも話通じるでしょ」ってことで省略された可能性が高いとは思うけどね。すまん、充分に分かったとは言いがたいな。


>>判例として残ったなら、それが、好ましい未来を保障しているとは思えな
>>いのです。


 既述の 「・その他、弊社が不適切と判断した行為」的なものを加えときさえすれば、何の問題もないと思う。

 理想をいえば、入試が終わった直後くらいに、「来年受けようと思うんだけど、アタシこんな感じなのよ。ぶっちゃけ、『その他不適切』になるの?」とかいうヒアリング期間を設ければ完璧。最初の一回は裁判起こされるかもしれんが、それで「大学の裁量の範囲内」と判例取れば終了(これは取れるでしょうよ! 取れなきゃおかしい)。

 こんなところかな。


 ひとつ非常に印象に残ったのは、ちゃめは


「その事象系に属する『ある一事象』を、現在どのように処理すべきか」(★)


 ということに関しては、基本的に興味がないんだろうな、ということ。(☆)と(★)の二つを混同している、というより、(☆)こそが重要なのであって、(★)なんかにかかずらってる意味が理解しずらい、ってところなんじゃないかな。だから我々の話が噛み合わなかったんじゃないかと。

 いや分かるけどね、(★)ってつまんないからね。

 ただ、「理想の形とは大きく異なってはいるけど、法の定義がない以上、この現象は今の時点ではこう処理しなきゃしょうがないでしょう」ということを無視しちゃマズいと思うのね。

 私みたいな小心者は「そりゃマズいでしょ」って思っちゃうんだよね。いつか、手ひどいしっぺ返しを喰らいそうな気がしてさ。

 とか思ってたんだけど、ちゃめも流石っていうか何というか、その辺を認識して、「考えを改めた」って書いてくれたんじゃないかと思ってる。要するに「建前」の領域をちゃんと認めてはいる、ということを改めて明示してくれた、というかね。

 だから今回「サシ扱い」でちゃめから投げられたボールは、「『建前』をないがしろにするのはやはりマズい。だから考えを改めたと書いている。でもだからと言って、建前だけに安穏として、その後ろに蠢く諸々の問題の方をないがしろにするつもりじゃないよね?」という、クロスカウンターだと思ってる。

 ひと言で強引にまとめると、「後ろに蠢く諸々の問題については、おばちゃんの合否問題とはあくまで別個に、そして充分に論じられるべきである」というのが私の見解。

 こんなとこかな。
 私としては、これ以上のレスポンスを特に求めはしない。
 もちろん、コメントを寄せられれば誠実に反応するつもりではある。当然。

 以上ですだ。